みなさん、こんにちは。シグ沢です。
国内流通しているM4カービンのエアガンで最初から取り付けられていることが多いクレーンストックですが、そのクレーンストックへのスリングの通し方について本記事にて、その一例を紹介させていただきます。
以下、解説と詳細になります。
クレーンストックへのスリングの通し方、と調べても案外出てこない為、どうしたらいいのか分からない方、もしかしたらいらしたんじゃないでしょうか。
実際に運用されている物の写真を見るとQDスリングスイベルアダプターが付いていて、そこへスイベルを付けてスリングを取り付けるという例が殆どです。
しかしながら、東京マルイ製のエアガンでクレーンストックを備えている物はQDスリングスイベルを付けれる金具がなく、それらしい穴があるだけです。
ガスブローバックであれば、QDスリングスイベルを取り付けられる金具の付いたクレーンストックに交換すれば問題解決が出来ますが、電動ガンだとストック自体がバッテリーケースかつ端子になっている為に話が少し難しくなります。
前置きが長くなりました。
では、どうやって通すのかといいますと方法は幾つかありますが、今回紹介するのはビッカーススリングでお馴染みのブルーフォースギアが公式YouTubeチャンネルにて公開しているこちらの動画の方法です。
米海兵隊M27運用向けに公開していると思しき動画で、実際に官給品としてこのスリングが使用されています。
今回はこちらの動画を参考にして、クレーンストックへ通していきます。
こちらの方法を使えば金具を別途用意する必要もないので、少しは財布に優しくできます。
まず用意するスリングですが、使いたいスリングを用意します。
この時スリングは以下の条件を備えた物にします。
・二点スリング(必須事項)
・HKフックなどの金具が固定されていない物(必須事項)
・トリグライドが二つあるもの(推奨事項 末端処理の際に合った方が便利)
・生地の薄いもの(推奨事項 後述の末端処理において方法が制限される為)
今回、解説に当たり動画と同じくビッカーススリングを使用しますが、上記の物であれば別のスリングでも問題はありません。
それでは取り付けて行きましょう。
まず初めにスリングに付いているトリグライドを外します。
二つある場合は、写真の様に末尾にある物を取りはずしましょう。
トリグライドを取り外したら、スリングをストックへと通します。
スリングを通したら、最初に取り外したトリグライドを元に戻します。
元に戻したトリグライドの片側に余ったスリングを通してトリグライドを固定します。
クレーンストックにスリングを取り付けることができました。
ただ、ビッカーススリングの場合は生地が厚めでストックのスリットに末端部分を通しなおす余地が無いため、末端処理はゴムバンドかテープで巻いていただくなどしていただいた方がいいかもしれません。
生地の薄いものであれば、写真の様に末端部分をスリングを通したスリットへ通しなおして、もう一つのトリグライドへ通すことで末端処理を行えます。
こちらで使用しているのはみらい装備工房さんの軽量二点スリングになります。
解説時は縦向きのスリットに通しましたが同じ方法で横向きスリットにも通すこともできますし、逆側に通すこともできますので利き手などを問わずにセットアップをすることができます。
通す位置と向きによって使い心地が細かく変わって来るかと思いますので、皆さま色々とお試しあれ。
因みに私はといいますと写真の様に通しております。
披筒側を銃左側に、銃床側は右側からスリングが出るようにしています。
こうすることにより小銃をスリングを使って下げた際に、小銃が身体により密着しやすくなって小銃から手が離れた際に比較的ふらふらしにくくなることと、スイッチをする際に逆側に取り付けてしまうと銃床を右から左に移動させる際にスリングを跨がせるか、より長くスリング長を求められてしまう為、このような取り付け方にしています。
みなさま、いかがでしたでしょうか。
本記事が悩める方の助けになれば幸いです。