皆さん、お久しぶりです。シグ沢です。
今回はエアガンに取り付けるウェポンライトの話です。
ウェポンライトというと概ねSUERFIRE製の物を連想される方が多いのではないでしょうか。
長物向けであればスカウトライト、けん銃向けであればX300系列が有名かと思います。
しかしこれらのライトについては国内で流通こそしているものの、値段はかなり高価な部類に入ります。
参考価格として、それぞれ種類によりますがスカウトライトであれば概ね5万円前後、X300系も同等の値段となり、おいそれと購入できるほどお手軽な価格とはいいがたいでしょう。なによりその分で電動ガンが購入出来てしまう程です。
そういった点を踏まえ、私はINFORCE製 WML系統を多用しています。
それぞれの諸元は下記の通りとなります。
諸元 | ||
WML | WMLx | |
明るさ | 400ルーメン | 800ルーメン |
ランタイム | 1.5時間 | 2時間 |
全長 | 104mm | 136mm |
べセル径 | 25.4mm | 29mm |
重量(電池込み) | 約85g | 約113g |
使用電池 | CR123×1本 |
CR123×2本 |
お値段はWMLが28000円前後、WMLxが30000円前後です。
そもそも値段で選ぶのであれば、同じような価格帯でSTREAMLIGHT製の物(概ね2万~4万円代)もありますが、なぜ私がINFORCE WML系統を多用しているのかと言えば、プレッシャーパッドを用いたリモートスイッチ操作形式が苦手ということが大きいです。
コード配置が煩わしいことと、コードの長さによってはあまり配置に柔軟性が見いだせないというのもあって、あまり好きになれませんでした。(※あくまで個人的な意見です)
であれば、テールスイッチにして使えばいいのではというところでありますが、SUERFIRE製スカウトライト(ないしそれに準じたレプリカ品)の場合、これらを被筒左右に配置したとしても構えた手の指を使って押すというより突くという操作感覚になってしまい使いずらいな、という印象が拭えませんでした。
INFORCE WML系列は被筒に配置され、かつ構えた手で直接操作することを想定してか、傾斜したスイッチ形状となっており、指を置くような形で、自然に操作することができます。
ただし、逆を言えばこれは本ライトにおける大きな欠点であるともいえます。
何よりリモートスイッチを使わない仕様の為、構え方によっては使用ができなくなります。被筒レール部上面に配置した場合、左右どちらの手からでも操作することはできますが、左右いずれかの側面に配置した場合、操作はしにくくなります。
そのため、構え方を状況に応じて変える方は配置に工夫を要求される等、使い勝手が悪く感じるかもしれません。
操作方法についてはWML、WMLともに同様で、ボディ側面に付いたレバーで間欠点灯モードと連続点灯モードの切り替えができます。
連続点灯モード時でも、間欠点灯モード時の様にスイッチを押したままの状態で離すとオフにすることもできます。
ストロボ機能も搭載されており、こちらは連続点灯モード時にボタンをダブルクリックすることで機能します。不要な場合、ストロボ機能をオフにすることも可能で、その際はライトのヘッドを少し緩めてから、ボタンを押しながら閉めなおします。もう一度、同じ手順を行えばストロボ機能が復活します。
光の加減についていえば、中距離から近距離を広く照らすといったことは得意に見えますが、逆を言えば遠くをくっきりと照らすことは不得手に感じることが多くありました。
点灯時の使用感覚は動画が参考になるかと思います。
(※動画内の物はWMLxで、WMLについては前述の諸元通りルーメン数が下がり、少し暗い印象になります)
前述及び動画での投光感覚の為、意図せず自身の位置を露見することにもつながるかもしれませんので、こちらのライト使用時に限らずですが、必要最低限の点灯にとどめた方が良いかと思われます。
また、ライトを使用する上で、被弾した際にライトのレンズが割れてしまうという事例もあるかと思います。本ライトについてはプロショップエリートが無加工で取り付け可能な保護キャップを販売しておりますので、そちらと合わせて運用すれば安心です。
本記事冒頭に掲載している写真の物はそれぞれ保護キャップを取り付けた状態の物になります。
ご購入の場合、プロショップエリート店頭か下記リンクの通販サイトから注文可能です。
ライトでなくても、実物装備品というのは値が張ってしまい手が出しにくいかもしれませんが、本記事にて紹介させていただいたINFORCE製の物については比較的、手が伸ばしやすいお値段かなと思います。
読者の皆様ないし、ウェポンライト選びに悩む方の一助となれば幸いです。